【亜州ビジネス編集部】
ベトナム自動車工業会(VAMA)が10日発表した2021年5月の国内新車販売台数 (一部企業除く)は、前年同月比34.1%増の2万5585台だった。増加は3カ月連続。新型コロナウイルスの流行で昨年販売が落ち込んだ反動が出た。
ただ、前月比では14.9%減少。新型コロナ再流行や半導体不足が影響したとみられる。
内訳は乗用車が前年同月比35.1%増の1万7581台(前月比13.8%減)、商用車が28.8%増の7482台(15.8%減)など。国内生産車の販売は24.6%増の1万3825台(20.3%減)、輸入車は47.3%増の1万1760台(7.6%減)だった。
VAMA会員企業の販売台数は19.3%増の2万2152台(前月比16.1%減)。ブランド別ではトヨタが23.3%増の5139台(8.2%減)で最も多く、これに起亜、三菱自動車が続いた。マツダ車や起亜車、THACOトラックなどの組立生産を行う地場チュオンハイ自動車(THACO)の販売台数は47.7%増の8607台(17.4%減)だった。
1〜5月は5割増
1〜5月の新車販売台数(一部企業除く)は12万6894台となり、前年同期から52.6%増加した。内訳は、乗用車が50.8%増の8万9105台、商用車が56.8%増の3万5396台など。国内生産車の販売は41.2%増の7万1720台、輸入車は70.4%増の5万5174台とそろって拡大した。
VAMA加盟企業の販売台数は11万5044台で44.9%増加した。ブランド別ではトヨタが16.4%増の2万4112台で首位。これに起亜、三菱自が続いた。THACOは合計で67.3%増の4万3996台だった。