【中国】5月新車販売212.8万台、14カ月ぶりマイナス=汽車工業協会

【亜州ビジネス編集部】

中国汽車工業協会は11日、今年5月の新車販売台数が前年同月比3.1%減の212万8000台に縮小したと発表した。マイナス成長は14カ月ぶり。

生産台数も6.8%減の204万台と縮小に転じた。前月比では販売が5.5%減、生産が8.7%減となっている。

車種別では、乗用車の販売台数が前年同月比1.7%減の164万6000台(前月比3.4%減)、生産台数が2.7%減の161万7000台(同5.7%減)。

商用車は販売台数が7.4%減の48万2000台(同12.1%減)、生産台数が19.6%減の42万4000台(同18.6%減)となった。

また、新エネルギー車(NEV)の販売台数は前年同月比159.7%増の21万7000台に拡大。5月としては過去最多を記録している。生産台数は151.7%増の21万7000台に伸びた。前月比では販売が5.4%増、生産が0.5%増。

1〜5月の累計では、全体の販売台数が前年同期比36.6%増の1087万5000台。生産台数は36.4%増の1062万6000台だった。

同協会は今後の見通しについて、中国経済の安定推移が車消費を支えると予想。ただ一方で、世界的な新型コロナウイルス情勢、景気回復の地域格差が不安材料になると指摘している。また、車載半導体の供給不足問題が車生産にもたらす影響は月を追うごとに厳しさを増しており、原材料価格の大幅な上昇もメーカーのコスト圧力につながっていると懸念した。


亜州ビジネスChina
https://ashu-chinastatistics.com/

この記事をSNSでシェア!


一番上へ戻る