【亜州ビジネス編集部】
2021年第1四半期のスマートフォン(スマホ)市場は、販売台数が前年同期比で12.6%拡大している。全体で3億7799万700台規模に達した。
ただ、華為技術(ファーウェイ)は米国政府の制裁が影響し、上位5位圏外に順位を落としている。米市場調査会社ガートナーが報告した内容として、電子工程専輯が11日報じた。
中国首位の小米集団(シャオミ・コーポレーション)は世界3位。世界シェアを12.9%へと前年同期比3.0ポイント拡大した。前年同期の販売台数は4893万8600台。前年同期比で64.9%拡大した。
全体の首位はサムスン電子。販売台数は38.5%増の7661万1000台(世界シェア20.3%)。アップルが43.1%増の5855万800台(シェア15.5%)で続いた。
4位と5位には中国の維沃移動通信(vivo)とOPPO広東移動通信が入った。vivoは73.4%増の3871万5200台でOPPOを追い抜いている。OPPOは60.3%増の3839万3200台。シェアは共に10.2%だった。
上位5社はいずれもシェアが2〜3ポイント拡大した。失速したファーウェイのシェアを分け合ったとみられる。