【亜州ビジネス編集部】
ヤクルト本社は14日、ミンダナオ島北部で新工場を着工すると発表した。
来年1月にも乳酸菌飲料「ヤクルト」「ヤクルトライト」の生産を開始する計画。生産能力を7割増強し、拡大する需要に対応する。フィリピン国内では2カ所目の工場となる。
現地法人のフィリピンヤクルトが、東ミサミス州エルサルバドール市に工場を設ける。当初の生産能力は1日160万本で、後に320万本まで引き上げる計画。ミンダナオ島以南での販売を拡大すると共に、ビサヤ地方への供給にも対応する。
フィリピンでは1978年からマニラ近郊のラグナ州カランバ市の工場を操業。生産能力は1日470万本で、現在は420万本を生産している。新工場の稼働開始当初は、2工場合計で580万本を生産する。