【タイ】中央発條、ダイハツ向けシャシーばね製品受注

【亜州ビジネス編集部】

自動車ばねメーカーの中央発條は15日、タイで新たにダイハツ向けシャシーばね製品を受注したと発表した。

東部ラヨーン県の現地法人、中発タイランド(CTC)が生産する。

CTCはトヨタとホンダ向けも受注しており、今後は順次、生産規模を拡大する方針。同現地法人の累計投資額は、来年半ばに4億円、2023年末に7億4000万円に達すると見込む。

来年半ばには、コイルばね材の前処理工程を工場内に敷設する。内製化することで原材料費や加工費の低減を図り、インドネシアの拠点にも供給する。また、23年半ばからはシャシーばねの生産ラインへの投資を増やし、設備を拡充する。

CTCは1996年設立。敷地面積5万9000平方メートルの工場を操業し、自動車用コントロールケーブルと精密ばねを生産販売している。ホンダ向けシャシーばね製品の生産は21年10月の開始を予定。同製品の売り上げは、22年度の数億円規模から、25年度に20億円超まで拡大すると見込む。


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