【亜州ビジネス編集部】
第一三共は16日、アストラゼネカが開発した新型コロナウイルスワクチンを、日本政府を通じて東南アジア各国に出荷すると発表した。日本の外務省によると、まず同日にベトナム向けの100万回分を出荷。来月上旬にはインドネシアとタイ、フィリピン、マレーシアにも供給する。
第一三共は2月にアストラゼネカと契約を交わし、3月にワクチンの充てんや包装などの製剤化を開始した。
日本政府は、アストラゼネカ製のワクチン3000万回分を国際的な枠組みを通じて海外に送ると発表している。今月初めには台湾に124万回分を無償提供した。