【亜州ビジネス編集部】
北京市内にある中国工商銀行(インダストリアル・アンド・コマーシャル・バンク・オブ・チャイナ)と中国農業銀行(アグリカルチュラル・バンク・オブ・チャイナ)の一部現金自動預払機(ATM)で今月17日までに、デジタル人民元と現金に関する双方向の交換手続きが可能になった。北京青年報が18日付で伝えた。
デジタル人民元は将来的な普及に向けて、中国人民銀行(中央銀行)が国内各地で実証実験を進めている。
デジタル人民元と現金の交換が可能になったのは、工商銀が北京市内に展開するATM3000台余りと、農業銀が同市王府井地区に設置するATM10台超。いずれも2分かからずに手続きができる。
ただ、交換には事前に利用する銀行の電子ウォレットを用意し、実名認証を行っておく必要がある。