【亜州ビジネス編集部】
浙江省杭州市でこのほど開催された「食品・飲料イノベーションフォーラム」で、飲料業界の関係者や専門家らが国内飲料メーカーの世界進出について意見を交わした。
参加者らは、下記などが世界進出の障害となっていると指摘した。毎日経済新聞が1日付で伝えた。
◆国によって好みの違いが大きいこと
◆食の安全性や中国メーカーの資金問題
◆サプライチェーンの未整備
中国メーカーの飲料は国内以外では現在、東南アジアなど文化の違いが比較的小さい地域を中心に販売されている。中国国内では酒や茶飲料などがよく売れているものの、世界的に見れば知名度の高い中国ブランドは少ないのが現状だ。
ある食品メーカーの経営者は「国土が広い中国では国内でも住民の味の好みの大きく分かれる。複雑な市場のため、メーカーが国内市場の開拓に軸足を置くのは悪いことではない」と指摘した。