【亜州ビジネス編集部】
運輸省陸運局は、東北部ナコンパノム市のラオス国境近くで計画する物流センターの開発・運営業者を決める入札を実施する。12〜13日に入札書類を販売する予定。
19万平方メートルの土地に貨物の積み替え施設などを整備し、民間企業に30年の運営権を与える。
官民連携(PPP)方式で開発するもので、総事業費は13億6100万バーツの見通し。政府側は土地の取得や主要インフラの建設、政府機関が入居する建物の建設などを担当する。一方、民間企業が物流施設や設備に投資し、30年契約で運営・保守(O&M)を手掛ける。
開発地はメコン川の国境橋に近く、ラオスやベトナム、中国南部との貿易で利用される見通し。政府は19年の閣議で同市への鉄道敷設を承認しており、開通後は鉄道とトラックの間で貨物を積み替える拠点としても利用できるようにする。