【亜州ビジネス編集部】
シャープと芙蓉総合リースは12日、バンコクに合弁会社を設立し、太陽光発電設備を工場などの屋根に無料で設置して電力を販売する事業を開始すると発表した。
「電力購入契約(PPA)方式」と呼ばれる仕組みで、顧客企業は初期投資ゼロで太陽光発電を導入できる上、電力を安く購入できるなどのメリットがある。シャープが民間企業向けに売電事業を展開するのは初めて。
合弁会社Sソーラー・ジェネレーション・タイランドを同日付で設立した。
シャープは太陽光パネルの設置や保守業務を担い、芙蓉総合リースはファイナンス機能を提供する。第1号案件として、来年3月に家電工場での運転開始を予定している。