【亜州ビジネス編集部】
バイク用タイヤメーカーのNDラバー(NDR)は、傘下で電動バイク開発のスタートアップ、イートラン(タイランド)が計画する電動バイクの生産能力を月350台に増やすと発表した。当初は100台を予定していたが、受注が予想を上回っていることから、計画を拡大する。
イートランは先月、宅配運転手向けに開発したスクータータイプの電動バイク「マイラ」を発表した。
当初は販売せず、運転手向けのレンタルのみ手掛ける方針。
同モデルの開発では、自動車部品大手の地場系サミット・オートボディー・インダストリーや、モーターを生産する同パイオニア・モーター(PIMO)などと協力した。
NDラバーはイートランの筆頭株主で、株式35%を保有する。主力のバイク用タイヤ事業については、国内で宅配向けを強化し、拡大する需要を取り込む。海外では韓国でマーケティングを開始したほか、マレーシアやラオス、カンボジアなどで販売を強化する。今年の売上高は前年比15〜20%増を見込んでいる。