【亜州ビジネス編集部】
日鉄エンジニアリングは16日、国営石油PTT傘下の石油・天然ガス開発会社PTTエクスプロレーション・アンド・プロダクション(PTTEP)から天然ガスの海洋開発設備と海底パイプラインの建設を受注したと発表した。受注額は1000億円。
5年間にわたり海洋プラットホーム約40基とパイプライン約280キロメートルを建設する。
現地子会社のTNSがプラットホームの設計・調達・製作と既存のプラットホームの改造工事を、日鉄エンジがプラットホームの海上輸送・据え付けとパイプラインの設計・調達・敷設をそれぞれ担当する。
長期大型契約の第3期で、第1期(2011〜15年)と第2期(2015年〜現在実行中)に続く連続受注となる。
日鉄エンジのグループが1970年代から現地で積み上げてきた実績などが評価され、今回の受注に至ったとしている。これまで同社がタイ湾で建設したプラットホームの数は約230基、海底パイプラインは約2300キロメートルに上る。