【亜州ビジネス編集部】
オリンパスは、内視鏡医が不足するタイで内視鏡診断を普及させるため、日本の総務省の事業に参画すると発表した。
タイ消化器内視鏡学会(TAGE)などと協力し、人工知能(AI)を搭載した診断支援システムの有用性や普及可能性に関する実証調査を実施する。
総務省が実施する「タイにおける高精細映像技術を活用した内視鏡及びAI診断支援システムの国際展開に向けた調査研究」に参画。協力機関である昭和大学横浜市北部病院の医師が講師として、バンコクの国立シリラート病院などの医師にトレーニングを実施する。
オリンパスは昨年度、インドを対象にした総務省の事業に参画し、AI診断支援システムの臨床応用に関する実証調査を実施。自社の超拡大内視鏡やAI搭載の内視鏡画像診断支援ソフトウエアを使用した。