【亜州ビジネス編集部】
三井住友海上火災保険は2日、業務提携するオンライン中古車取引業者のトラスティー・カーズ(カーロ、本社:シンガポール)に出資したと発表した。
出資を通じて提携を強化し、デジタル技術を活用した保険販売のほか、新たな自動車保険商品の開発、自動車関連ビジネスの創出に向けた共同の取り組みを推進する。
ソフトバンク系ファンドが主導する資金調達に参加した。カーロは今回の資金獲得により、東南アジアのオンライン自動車取引業者で初のユニコーン(企業価値が10億米ドル以上の未上場企業)となる。
カーロは2015年設立。独自のシステムを用いた買い取り査定や融資を行い、即日買い取りや即日納車などを実現している。三井住友海上とは昨年12月に業務提携に合意し、自動車保険販売などの取り組みを進めてきた。