【亜州ビジネス編集部】
シンガポールの調査会社カナリスによると、タイの2021年第2四半期のスマートフォン市場で、中国の小米科技(シャオミ)が韓国のサムスン電子を抜いて初めて首位となった。前年同期比での販売台数の伸び率は200%と大きく、ブランド別の上位5位で唯一のプラスだった。クルンテープ・トゥラキットなどが伝えた。
低価格製品や新機種の投入、新技術への投資が奏功し、シャオミのシェアは21%に拡大した。
2位は中国のOPPO(オッポ)で19%(販売2%減)に拡大。
サムスンは19%(15%減)に縮小し、3位に順位を下げた。
中国のVivo(ヴィーヴォ)は15%(31%減)で4位
オッポのサブブランドである「リアルミー」は8%(28%減)で5位を維持した。
世界全体では、
◆サムスン=18%(8%増)
◆シャオミ=17%(83%増)
◆米アップル=14%(1%増)
◆オッポ=10%(26%増)
◆ヴィーヴォ=10%(27%増)――の順。
シャオミは世界販売でも伸び率が最大で、5280万台を販売した。