【亜州ビジネス編集部】
エレクトロニクス機器の半導体チップ不足問題が緩和に向かいそうだ。
イヤホン搭載用の半導体に関しては、今年9月にも品薄感が薄れる可能性がある。証券時報などが12日に伝えた。
統計によると、2020年のTWSイヤホン世界出荷は、前年同期比85%増の2億3300万セットに膨らんだ。今年に関しては、33%増の3億1000万セットにまで膨らむ見通しという。今年は年初からの半導体不足が逆風となっていたものの、年末にかけてその問題は解消に向かう可能性が高いとみられている。
中国のイヤホン生産は、世界シェアが9割を占めるほど大きい。特に近年は、完全ワイヤレスステレオ(TWS)ブルートゥースイヤホンの需要が目立って拡大している。