【亜州ビジネス編集部】
タイとインドネシアの中央銀行は17日、QRコードを使用した国際決済サービスの相互利用を開始したと発表した。
相互の旅行者がスマートフォンのアプリによるQR決済を現地で利用できるようにした。新型コロナウイルス終息後の両国の経済や観光業の振興に役立つと見込む。
まずタイの商業銀行大手バンコク銀行やアユタヤ銀行、バンコク銀のインドネシア子会社であるプルマタ銀行などがサービスを提供する。来年第1四半期には他行やノンバンクも参加し、両国の利用者がスマートフォンのアプリから携帯電話番号を使って相手国に国際送金できるサービスなども開始する。
タイ中銀は、域内の金融統合や持続可能な成長に向けて、東南アジア各国との決済サービスの接続を推進。これまでにラオス、カンボジア、シンガポール、ベトナム、マレーシアの5カ国と連携している。