【亜州ビジネス編集部】
化学メーカーのリケンテクノスは19日、塩化ビニール成形材料を生産販売する現地法人のリケン(タイランド)が工場の生産設備を増強すると発表した。投資額は約15億円。2023年夏にも本格稼働させる。
工場はバンコク北郊パトゥムタニ県のバンカディ工業団地に立地。ワイヤハーネスを中心とした自動車部材用の塩化ビニールコンパウンドを主に生産している。20年は新型コロナウイルス流行の影響で販売が低調だったものの、21年以降は年率3%以上のペースで伸びると予測しており、設備の増強で旺盛な需要に応える。