【亜州ビジネス編集部】
大手財閥TCCグループ傘下で不動産開発を手掛けるTCCアセッツ(タイランド)は、バンコク都心で改装中のクイーン・シリキット国際会議場を来年9月に計画通り開業できる見通しを明らかにした。
事業費は150億バーツ。面積は従来の5倍に拡大する。
国際的なイベントの誘致や国内経済の成長につながると見込んでいる。ターンセタキットなどが伝えた。
傘下で展示会運営のNCCマネジメント・アンド・デベロップメントによると、同会議場は19年4月下旬から改装工事のため閉館している。それまで過去30年以上にわたり、2万件以上の国際会議や見本市などが開催されてきた。
現在の工事の進ちょく率は40%。改装後の敷地面積は28万平方メートル、展示面積は7万8500平方メートルとなる。大ホールやセミナールーム、会議室などで構成し、収容能力は1日10万人。開業に先駆けてイベントスペースの予約受け付けを開始しており、好評を得ているという。