【亜州ビジネス編集部】
クボタ建設は24日、カンボジア西部ポーサット州の上水道拡張工事を受注したと発表した。
日本の政府開発援助(ODA)案件で、契約額は19億9000万円。取水施設や導水管、浄水場、送配水管網を建設する。
同国の工業・科学・技術・革新省から受注した。州都のポーサット市で整備する。取水施設は1日の取水能力が7260立方メートル。浄水場は急速ろ過方式で、1日に6600立方メートルを処理できるようにする。75.4キロメートルの配水管網で水を供給する。
同社によると、市内の給水区域内人口(約10万人)に対する2018年時点の給水普及率は38%程度にとどまる。市内唯一の浄水場は給水能力が低く、配水管網も限られることから、上水道施設の拡張が急務となっていた。