【亜州ビジネス編集部】
東芝デジタルソリューションズは8月31日、次世代の暗号技術「量子暗号通信」事業の東南アジア展開で、シンガポール企業のスペクトラルと協業すると発表した。域内の政府機関や企業の顧客を開拓する。
量子暗号通信は、物理学と量子力学の法則を用いて盗聴を防ぐ暗号通信を実現するもので、東芝デジタルソリューションズは光ファイバーを使った量子暗号通信の技術を開発。
一方のスペクトラルは、大陸間など長距離の量子暗号通信に適した通信衛星を用いる技術を持つ。協業により両社の強みを融合してサービスを提供する。