【タイ】東部レムチャバン港のコンテナ量、19年並みに回復

【亜州ビジネス編集部】

国内主要港を運営するタイ港湾公団(PAT)は、国内最大のレムチャバン港(東部チョンブリ県)のコンテナ取扱量について、2021年度(20年10月〜21年9月)は新型コロナウイルス流行前の19年度の820万TEU(20フィートコンテナ換算)と同程度まで回復するとの予測を明らかにした。

海外の景気回復で輸出入が拡大しており、前年の760万TEUから1割近く増えると見込む。プーチャッカーンが6日付で伝えた。

21年度当初6カ月の取扱量は前年同期比2.6%増の407万4000TEUだった。同港のコンテナ取扱能力は年1110万TEUで、取扱量が年率4〜5%のペースで成長し続けば5〜6年後に限界を迎える見通し。取扱能力を1800万TEUに引き上げる第3期開発事業が進められており、同時期に拡張が完成すると見込まれている。

第3期開発については、事業の落札を決めたコンソーシアム(企業連合)と2カ月以内に契約できる見通しという。現在は契約書の条文の確認作業が行われている。企業連合は独立系発電事業者(IPP)のガルフ・エナジー・デベロップメントを中心として、国営石油PTTと、中国の港湾建設大手である中国港湾工程の3社で構成される。


亜州ビジネスASEAN
https://ashu-aseanstatistics.com/

この記事をSNSでシェア!


一番上へ戻る