【亜州ビジネス編集部】
流通大手セントラル・グループのショッピングセンター(SC)開発・運営会社セントラル・パタナー(CPN)は6日、バンコク都心の繁華街サイアムスクエアの一画を開発すると発表した。敷地面積は約1万1300平方メートル。国立チュラロンコン大学から30年契約で土地を借り受けた。7日付クルンテープ・トゥラキットなどが伝えた。
2020年7月に閉館し、50年以上の歴史に幕を閉じた映画館「スカラ」の跡地を開発する。豊富な経験と専門知識を生かし、バンコクの新たなランドマークを創出するとしている。投資総額は100億バーツ以上、投資回収は8年で実現する見込み。
周辺には高級SC「サイアム・パラゴン」をはじめ、「MBKセンター」など競合の商業施設が立地。自社の「セントラル・ワールド」も高架歩道(スカイウォーク)で接続しており、相乗効果による集客力強化を狙う。