【亜州ビジネス編集部】
今月20日に開業する「北京環球度假区(ユニバーサル北京リゾート)」が14日午前0時、入園チケットの予約販売を開始した。
複数の現地メディアによると、販売開始からわずか1分で開園初日分が売り切れる人気ぶり。3分後には予約件数が1万件を超えたという。リゾート内ホテルについても、予約開始から30分ほどで初日分が満室となった。
開業日が中秋節連休(19〜21日)と重なったこともあり、「プラチナチケット化」した形だ。旅行サイト最大手の携程集団(トリップドットコム・グループ:9961/HK、TCOM/NASDAQ)によると、翌21日分の入園チケットもすでに売り切れているという。チケット販売開始の前日に当たる13日には、携程サイトでの「北京環球度假区」検索数が前日比10倍に急増した。
入園チケット料金(大人)は、時期に応じてそれぞれ418人民元(約7100円)、528人民元、638人民元、748人民元に設定されている。子供(満3〜11歳)や高齢者(満65歳以上)などは25%引きで、3歳未満は無料。なお、入園チケットは日付指定で販売され、当日のみ有効となる。
事業母体の北京国際度假区有限公司には、北京首寰文化旅遊投資有限公司が70%、NBCユニバーサル傘下のユニバーサル・パークス・アンド・リゾーツ(UPR)が残り30%を出資。2013年11月に法人登記されている。14年9月に国家発展改革委員会の認可を受け、15年11月に正式着工した。ユニバーサル・スタジオとリゾートは、米カリフォルニア州ハリウッド、米フロリダ州オーランド、大阪、シンガポールの各所で運営されている。