【インドネシア】東芝エネシス、スマトラの発電所向けに水車受注

【亜州ビジネス編集部】

東芝エネルギーシステムズは14日、スマトラ島中部の水力発電所向けに水車を受注したと発表した。

出力105メガワット(MW)の4台を中国の工場で設計・生産し、2023年9月から順次出荷を開始する。昨年3月に同じ水力発電所向けの水車発電機も受注しており、今回の受注で発電設備一式を納入することになる。

エネルギーやインフラ事業を手掛けるブカカ傘下の事業会社から、現地に建設される「クリンチ水力発電所」向けの水車を受注した。中国法人の東芝水電設備(杭州)が中国の自社工場で生産し、インドネシア法人が現地で技術指導などを行う。全4台の運転開始は25年6月の予定。

同発電所は落差が400メートル以上あり、納入する水車には高い落差や高回転に対応できる技術力が求められるという。東芝水電は2016年以降、ブカカグループからインドネシア国内の発電所4カ所の水力発電設備を連続受注している。


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