【亜州ビジネス編集部】
国内主要港を運営するタイ港湾公団(PAT)の発表によると、2021年度の当初9カ月(20年10月〜21年6月)の主要2港のコンテナ取扱量は前年度同期比6.1%増の730万1000TEU(20フィートコンテナ換算)だった。
世界経済の回復に伴う輸出の拡大がプラスに影響した。特に米国の経済と雇用の回復、欧州の新型コロナウイルス対策の活動制限の緩和が追い風となった。15日付ポストトゥデーなどが伝えた。
港湾別では、チョンブリー県のレムチャバン港が6.9%増の620万4000TEU、バンコク港(クロントーイ港)が1.4%増の109万8000TEUだった。
貨物取扱量は、レムチャバン港が2.3%増の6681万2000トン、バンコク港が0.1%減の1619万9000トン、北部チェンライ県のチェンセン港が45.1%減の7万6230トン、同チェンコン港が99.1%減の24トン、南部のラノン港が20.2%増の9万4707トンだった。