【亜州ビジネス編集部】
最もハイグレードな若い優秀人材を募集する「天才少年」枠を設けた華為技術（ファーウェイ）は今年、武漢大学計算機学院でコンピュータサイエンス博士号を取得した江奎さんを採用した。年俸は最高201万人民元（約3380万円）。昨年は華中科技大学（武漢市洪山区）のコンピュータサイエンス博士号を取得した張さん、姚さんを採用している。湖北日報などがこのほど伝えた。
「天才少年」枠は任正非・最高経営責任者（CEO）の肝いりでスタート。給与は年俸制で3ランク設け、最高は201万人民元となっている。2019〜21年の累計3年で20人足らずだ。新卒入社で最高年俸201万人民元を手にしたエリート人材は、これまで数人に過ぎない。
同枠の採用基準は非常に厳しく、履歴書審査、筆記試験、一次面接、主幹面接、部長面接、社長面接、人事面接の7つのプロセスを経る必要がある。華為の採用基準は主に研究方向性と研究能力に基づいて行われてきた。なかでも研究方向性が最も重要視される。各ステップごとに厳格な審査を通過することになるため、多くの課題や障害に直面するという。
