【亜州ビジネス編集部】
中国の国家統計局がこのほど発表したデータで、城区(市街地)人口1000万人以上の「超大都市」が7カ所に増えたことが分かった。
昨年実施された中国の第7回人口センサス(国勢調査)に基づいたもので、共産党雑誌「求是」に主要都市の人口状況が掲載された。
城区の常住人口が1000万人を超える都市は、次の7カ所。新たに成都が「超大都市」の仲間入りを果たした。複数メディアが24日伝えた。
上海
北京
深セン
重慶
広州
成都
天津
統計局によると、城区の常住人口1000万人以上で「超大都市」、500万人以上・1000万人未満で「特大都市」に分類される。城区の常住人口には、鎮区や農村エリアの人口は含まれない。
これら7都市の城区常住人口は上海が1987万人、北京が1775万人、深センが1744万人、重慶が1634万人、広州が1488万人、成都が1334万人、天津が1093万人となった。住宅都市農村建設部が2020年末に発表した19年版統計では、「超大都市」の基準を満たすエリアは成都を除く6都市となっていた。
このほか、今回の統計局の発表によると、「特大都市」は武漢、東莞、西安、杭州、仏山、南京、瀋陽、青島、済南、長沙、ハルビン、鄭州、昆明、大連の14都市。うち武漢の城区常住人口は995万人で、「超大都市」入りまであと5万人となっている。