【亜州ビジネス編集部】
IBS(建物内の携帯通信インフラシェアリング)事業のJTOWER(本社:東京都港区)は22日、ベトナムでの契約物件数が累計200件を突破したと発表した。物件の延べ床面積は920万平方メートル超。2017年に参入した後、昨年に現地企業の資産を買い取ったことで契約数を大きく伸ばした。
ホーチミン市の子会社サザンスター・テレコミュニケーション・イクイップメント(SPN)を通じて事業展開している。同国では高い経済成長を背景に携帯電話の普及率が100%を超えて伸びており、携帯通信インフラの需要も継続して拡大。今後は高速通信規格「5G」の商用サービスが本格化する見通しで、さらなる需要増が見込まれるという。
サザンスターは同国の主要な高層オフィスビルやホテル、商業施設などでIBS事業を手掛けている。対象延べ床面積で国内最大規模とされる。