【中国】21年新車販売はプラス成長へ、1〜8月で13.47%増

【亜州ビジネス編集部】

中国の新車販売は今年、3年ぶりのプラス成長に回帰する見通しだ。

今年1〜8月の販売実績は、前年同期比13.7%増の1655万6000台に達した。コロナ前の2019年同期と比較しても、2.8%の伸びを達成している。中国商務部が26日に報告した。

特に新エネルギー自動車(NEV)の販売増が目立つ。1〜8月で2.9倍の179万9000台に拡大した。新車販売全体に占める比率も、11%に接近するまでに上昇している。

車載半導体チップの不足、8月以降の散発的なコロナ新規感染など逆風が吹いているものの、マイナス影響は一部の人気車種に限定されると指摘。環境保護、交通状態、安全対策、収入などの各方面を分析した結果、2021年の新車販売は増加を達成するとの見方を示した。

中古車市場も活況を保っていると指摘。1〜8月の全国取引台数は、前年同期比で40.4%、19年同期比で22.8%ずつ増加し、全国1139万台に膨らんでいる。新車と中古車の販売実績比は、8月に過去最高の「1:0.83」で推移したと評価した。


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