【亜州ビジネス編集部】
中部電力は28日、民間水力発電大手のビテクスコパワー(本社:ハノイ市)に出資すると発表した。
一部株主から株式を買い取るほか増資を引き受けて、株式の20%を取得する。自社の技術や知見を生かしてビテクスコの水力発電所の運転効率化を図るとともに、電力需要の拡大が期待されるベトナムで再生可能エネルギー開発を加速する。
中部電力が海外の水力発電事業に出資するのは初めてで、ベトナムに事業基盤を持つのも初めてという。ビテクスコは2007年設立。同国で21カ所の水力発電所と1カ所の太陽光発電所を運営・管理しており、持ち分出力は798メガワット(MW)に上る。今後は太陽光発電所や陸上風力発電所の開発を計画している。