【亜州ビジネス編集部】
東部の工業団地向けに通勤バスサービスを提供するATP30は、電気シャトルバスによる運行を開始すると発表した。
国営石油PTTの完全子会社アルン・プラスにサービスを提供することで契約を交わした。28日付プーチャッカーンなどが伝えた。
契約期間は3年8カ月。10月1日に運行を開始する。ATPは今回の契約に先立ち、アルンの子会社と8月にEVレンタカーの管理サービス事業を開始。EVの修理や費用などに関するノウハウを得ていた。将来は主力事業の通勤バスサービスに電気バスを活用する。
現在のバス保有台数は500台以上。景気の影響を受けにくい石油精製や石油化学などの企業と契約交渉を進めており、年内に20〜30台の車両を追加調達する予定。電気シャトルバスは従来の通勤バスと異なるサービスになるものの、これまでの専門知識とスキルを活かしたサービスを提供できると見込んでいる。