【ラオス】中銀がデジタル通貨発行を検討、JICAが調査

【亜州ビジネス編集部】

フィンテックベンチャーのソラミツ(本社:東京都渋谷区)は4日、ラオス中央銀行によるデジタル通貨(CBDC)の発行に向けた調査を開始すると発表した。

同社はカンボジア国立銀行(中央銀行)のCBDC開発・発行に携わった実績がある。自社の技術やノウハウに基づき、金融インフラ向上・効率化の可能性などについて調査を行う。

国際協力機構(JICA)がこのほど、CBDC発行に向けた調査の開始についてラオス中銀と覚書(MOU)を締結。ソラミツは民間連携事業の採択を受けた。

カンボジアでは、同国中銀との共同開発により、ブロックチェーン(分散型台帳)技術を活用したCBDC「バコン」の運用を昨年10月に開始。銀行口座を持たない農村部の住民らが口座を開設しており、金融包括に貢献した。マレーシアやタイなど隣国との国境を超える送金でも手数料と手間を大幅に削減する仕組みを構築できたという。


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