【タイ】軽油価格を30バーツ未満に抑制、月末まで

【亜州ビジネス編集部】

スパタナポン副首相兼エネルギー相は、軽油の小売価格を1リットル当たり30バーツ未満に抑制すると明らかにした。

月末まで実施し、国民の生活を支援する。4日付ターンセタキットなどが伝えた。

まず5日から、軽油にパーム油由来のバイオディーゼル燃料を7%混ぜた「B7」の小売価格を1バーツ引き下げる。

11日からは、10%混ぜた「B10」とB7の販売を一時的に停止し、6%混ぜた「B6」に切り替える。価格が上昇している純バイオディーゼル燃料(B100)の使用比率を引き下げる目的。20%混ぜた「B20」の販売は継続する。

4日時点のバンコク首都圏での小売価格は、B7が31.29バーツ、B10が28.29バーツ、B20が28.04バーツとなっている。B6は28.29バーツを見込む。石油基金からの補助金の交付や、販売マージンの引き下げなどにより、30バーツを超えないように調整する。石油基金の残高は現在110億バーツで、月末までに30億バーツを使用する見通し。


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