【タイ】東京ガスグループ、国営PTTと合弁会社設立

【亜州ビジネス編集部】

東京ガスグループ100%子会社の東京ガスエンジニアリングソリューションズ(TGES)は5日、タイ国営石油PTTと合弁会社を設立すると発表した。

タイで顧客の敷地内に燃料供給設備やボイラー設備などを設置し、必要なエネルギーを安定供給するオンサイト・エネルギーサービス事業と、液化天然ガス(LNG)供給事業に参画する。

PTT100%子会社のサイアムマネジメントホールディングス(SMH)とTGESが合弁会社PTT&TGES Optec(オプテック)を11月に設立する。資本金は資本金6000万バーツで、SMHが51%、TGESが49%を出資する。

タイでは重油や液化石油ガス(LPG)からLNGへの燃料転換の急拡大が期待されており、オプテックは工業や小規模熱電供給事業(SPP)、公共事業向けに、LNGローリー供給とガスコージェネレーションシステム、太陽光発電設備、バイオマス設備などを導入。また、使用状況の可視化や自動制御などを組み合わせたオンサイト・エネルギーサービスを展開する。PTTグループのタイ国内の顧客基盤やブランド力、TGESが持つ燃料転換やエネルギーマネジメントに関する技術、営業ノウハウを組み合わせて事業拡大を目指す。

TGESはタイでLNG基地の建設や、同国初の都市型地域冷房ワンバンコクプロジェクトに取り組んできた。今回の新事業を通じてタイで事業範囲を拡大し、東南アジア地域での脱炭素化推進を目指す。


亜州ビジネスASEAN
https://ashu-aseanstatistics.com/

この記事をSNSでシェア!


一番上へ戻る