【亜州ビジネス編集部】
電子情報製造業(一定規模以上の企業のみ集計)の総売上高は今年1〜8月に、前年同期比17.4%増の8兆5404億人民元(約150兆円)に伸びた。
増加率は1〜7月の19.3%から鈍化したものの、2ケタ成長を維持している。税引き前利益は34.8%増の4610億人民元に拡大。新型コロナウイルス禍の影響で、比較対象となる前年同期の実績が低かった反動が大きいとみられる。中国電子信息業界連合会が9月30日に報告した。
このほか、ハイテク製品の輸出額は今年1〜8月に前年同期比で28.9%増の5982億米ドル(約67兆円)。製品別の輸出規模は、携帯電話機が18.5%増の823億米ドルに達した。ほか集積回路(IC)が32.4%増の941億米ドルに膨らんでいる。ハイテク製品全体の輸入額は27.6%増の5296億米ドルだった。
電子情報製造業の固定資産投資額は今年1〜8月に前年同期比で24.9%増加。増加率は税増業全体を9.2ポイント上回る水準だった。
主要製品別の1〜8月生産数は、携帯電話機が8.8%増の10億1343万台。ほかICは48.2%増の2399億個に達している。