【亜州ビジネス編集部】
タイ投資委員会(BOI)は、9月20〜27日に開催した工業用部品メーカーの展示会「サブコン・タイランド」で248組の商談が成立したと発表した。契約額は9億5200万バーツ。
バイヤーとして独メルセデス・ベンツや台湾の台達電子工業(デルタ・エレクトロニクス)など大企業の関心が高く、サプライチェーン(部品供給網)の分散によるリスク低減を進める動きがうかがえたとしている。
今回は新型コロナウイルス流行を受け、2007年の第1回以降で初めて全面的なオンライン開催となった。
ウェブサイトの閲覧者数は16カ国の2833人で、国別ではタイ、インド、ベトナム、日本、シンガポールの順に多かった。うちセミナー受講者は2695人。
タイでの生産や投資に関する全29項目のセミナーを開催し、タイを東南アジアの電気自動車(EV)生産拠点とする政策についての講演が最も関心を集めた。
次回は来年5月18〜21日にオフラインとオンラインを融合したハイブリッド方式で開催する方針。会場はバンナーの展示会場「バンコク・インターナショナル・トレード&エキシビション・センター(BITEC)」を予定している。