【亜州ビジネス編集部】
日立造船と、再生可能エネルギー発電のレノバ(本社:東京都中央区)は18日、ラオスで再生可能エネルギーを利用したアンモニアの製造・供給に向けた実証研究を共同で行うと発表した。生産過程で温暖化ガスを排出しない「グリーンアンモニア」の供給体制構築を目指す。
日本の新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が実施する「2021年度エネルギー消費の効率化等に資する我が国技術の国際実証事業・実証要件適合性等調査」に採択された。日立造船を代表幹事として、ラオスで生じる未利用の再生可能エネルギーから「グリーン水素」を製造し、これをグリーンアンモニアに転換する技術の開発と事業化を目指す。
グリーンアンモニア製造で重要な役割を担う水電解装置は、日立造船の「固体高分子形(PEM形)」と呼ばれる装置を使用する。