【中国】9月スマホ出荷5.4%減の2081万台、2カ月連続マイナス

【亜州ビジネス編集部】

工業情報化部の直属機関、中国信息通信研究院が19日発表した最新データによると、今年9月のスマートフォン国内出荷数は、前年同月比5.4%減の2081万1000台に縮小した。マイナス成長は2カ月連続。ただ、減少率は前月の9.9%から縮小している。同研究院は減少要因を説明していないものの、世界的な半導体不足や消費者の買い替え控えが影響したとみられている。

携帯電話機全体では、出荷数が前年同月比8.1%減の2144万台に縮小。うち第5世代(5G)端末出荷数は8.1%増の1511万8000台だった。携帯電話全体に占める比率は70.5%で推移している。

ブランド別では、国産ブランド端末の9月出荷数が6.0%減の2026万8000台(構成比94.5%)。また、9月は全体で新たに58モデルが発売され、その数は前年同月比で3.3%減少した。うち5G端末が24モデルを占める。

1〜9月の累計では、携帯電話機の出荷数が前年同期比10.2%増の2億4900万台、うちスマホが11.4%増の2億4300万台。5G端末は70.4%増の1億8300万台となった。

新型コロナウイルスの流行を受け、中国のスマホ出荷数は2020年に2ケタ減を強いられた。20年通年では、携帯電話機出荷数が前年比20.8%減の3億800万台、うちスマホが20.4%減の2億9600万台。また、5G端末の年初からの累計出荷数は1億6300万台だった。


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