【亜州ビジネス編集部】
政府住宅銀行傘下の不動産情報センター(REIC)の調査によると、バンコク首都圏の未開発用地を対象にした土地価格指数は2021年第3四半期に334.4ポイントとなり、前年同期比で7.6%上昇した。
新型コロナウイルス流行の影響を受け、伸び率は新型コロナ流行前の過去5年間(15〜19年)の平均(14.8%)を下回った。前四半期比では0.5%上昇した。24日付ポストトゥデーなどが伝えた。
沿線別の前年同期比伸び率の上位
◆地下鉄ブルーラインの延伸区間(都内バンケー〜プタモントン・サーイ4)=33.4%
◆ゴールドライン(都内トンブリ〜プラチャーティポック)=31.9%
◆ブルーライン延伸区間(都内フアランポーン〜バンケー)=31.9%
◆オレンジライン(都内タリンチャン〜タイ文化センター)=31.9%
◆地下鉄MRT(ブルーライン)とダークレッドライン(都内バンスー〜フアランポーン)=31.4%
◆ライトレッドライン(バンスー〜タリンチャン)=29.5%
◆オレンジライン(タイ文化センター〜ミンブリ)=29.4%
開業直後または近く開業が予定されている都市鉄道の沿線で上昇が目立った。
調査は12年に開始。バンコク、ノンタブリ、パトゥムタニ、サムットプラカン、サムットサコン、ナコンパトムの6都県の未開発用地を対象とし、法人間の譲渡価格に基づいて四半期ごとに指数を算出している。