【亜州ビジネス編集部】
独系BMWグループ・タイランドは、2021年1〜9月の四輪車の販売台数が8600台に上り、国内高級車市場でシェア41.3%だったと発表した。
競合の独メルセデス・ベンツは販売台数を明らかにしていないものの、運輸省陸運局の集計によると7768台だったとみられ、BMWが首位だった。26日付ターンセタキットなどが伝えた。
販売の内訳は、「BMW」ブランドが7759台、小型車「ミニ」が841台だった。同社の幹部は、BMWブランドに対する信頼感を反映しているとコメント。東部ラヨン県で操業する完成車工場の21年の生産台数は、四輪車とバイクの合計で前年比10%増える見通しを示した。
一方、初投入となる電気自動車(EV)タイプのスポーツ多目的車(SUV)「iX」「iX3」の輸入を年内に開始する。また、12月1日に開幕する自動車展示販売会「第38回タイランド・インターナショナル・モーターエキスポ」で最新モデルの発表を計画しており、市場シェア首位の維持を目指す。