【亜州ビジネス編集部】
タイ投資委員会(BOI)の発表によると、2021年1〜9月の投資認可額は前年同期比28%増の3514億バーツ、認可数は2%増の1198件だった。新型コロナウイルスの流行を背景に、医療分野の投資認可が急増した。
政府が投資促進を図る重点産業の認可額は、業種別で「医療」が235%増の448億1000万バーツで最大。「電気・電子」が7%減の434億8000万バーツ、「農業・食品加工」が70%増の407億6000万バーツ、「バイオテクノロジー」が355%増の233億4000万バーツ、「自動車・部品」が56%減の226億3000万バーツで続いた。
件数では「農業・食品加工」が13%増の165件で最も多く、「電気・電子」は25%減の98件、「自動車・部品」は17%減の71件、「医療」は横ばいの58件だった。
地域別では、東部の経済特区「東部経済回廊(EEC)」が27%減の1076億3000万バーツ、13%減の311件となり、それぞれ全体の31%、26%を占めた。
一方、1〜9月の投資申請額は140%増の5206億8000万バーツ、申請数は23%増の1273件だった。