【亜州ビジネス編集部】
自動販売機や料金収受機を運営するサバイ・テクノロジーは、自販機の設置数を1万5000台に増やす方針を明らかにした。市場シェア40%の首位を目指す。26日付クルンテープ・トゥラキットなどが伝えた。
現在の設置数は約6000台で、国内全体(3万台)の20%を占める2位。
首位は大手財閥サハ・グループ傘下の自動販売機最大手サン・ベンディング・テクノロジーの1万3800台で46%を占める。
サンが2023年までに設置数を2万台に増やす方針を掲げていることを受け、サバイは本格的に攻勢をかける。特に電子マネーが使えるオンライン対応の自販機の設置を拡大する方針。オンライン自販機は全体の2%にとどまっているものの、潜在力が高いとみている。また、自販機事業を手掛ける3社の買収を進めており、年内の完了を見込む。
一方、同社はこのほど、娯楽大手テロ・エンターテインメントと折半出資の合弁会社を設立した。新会社の資本金は2000万バーツ。自販機を活用した広告事業を強化する。