【タイ】東部経済回廊の会社設立、1〜9月は4%増

【亜州ビジネス編集部】

商務省流通事業開発局の集計によると、政府が投資を促進する東部経済回廊(EEC)地域(チョンブリー、ラヨーン、チャチュンサオの3県)の2021年1〜9月の会社設立登記数は前年同期比4.1%増の5081社だった。登録資本金総額は6.4%増の148億3700万バーツ。県別ではチョンブリーが3485社で最も多く、全体の68.6%を占めた。10月30日付クルンテープ・トゥラキットなどが伝えた。

業種別では、不動産業(645社)、建設業(465社)、運輸業(214社)の順に多かった。

同局は第4四半期の見通しについて、新型コロナウイルスのワクチン普及や外国人観光客の本格的な受け入れ再開などがプラスに影響し、登記数が堅調に推移すると予想。バンコクと東部ラヨーン県の3空港を結ぶ高速鉄道建設や、ウタパオ空港の拡張などEECの目玉事業が会社設立を後押しすると見込んでいる。

9月末時点のEEC地域の企業数は7万5155社となった。チョンブリーが5万4394社(全体の72.4%)、ラヨーンが1万4492社(19.3%)、チャチュンサオが6269社(8.3%)だった。登録資本金総額は1兆5000億バーツ。外資系企業が全体の54.5%を占め、うち日系が46.6%、中国系が12.4%、シンガポール系が5.5%だった。県別ではラヨンが最も多く、全体の52.6%を占めた。


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