【亜州ビジネス編集部】
ベトナム統計総局によると、2021年1〜10月に事業を停止した企業の数は前年同期比16.0％増の4万8487社だった。1〜9月の16.7％から伸びがやや鈍化。
ただ全ての産業で増加しており、農林水産業は22.2％増の645社、工業・建設業は15.7％増の1万3143社、サービス業は16.1％増の3万4699社だった。
工業・建設業の中では建設業が16.0％増の6661社、製造業が11.4％増の5738社で、企業数の多さが目立った。
電気・水道・ガス会社は441社と数は少ないものの、増加率は88.5％と高かった。
サービス業では教育・訓練サービスが37.4％増の1114社で最も伸びが高く、企業数では卸小売り・自動車バイク修理サービスが15.2％増の1万7905社で最多だった。
一方、1〜10月に解散手続きを終えた企業は1万3608社で、前年同期を0.8％上回った。農林水産業は25.9％増の326社、工業・建設業は12.5％増の3274社、サービス業は3.1％増の1万8社だった。
1〜10月の新設企業数は15.7％減の9万3714社。新設企業による雇用者数は70万7651人で、前年同期から16.8％減少した。
産業別の新設数は、農林水産業が26.7％減の1603社、工業・建設業が24.6％減の2万5190社、サービス業が11.5％減の6万6921社。工業・建設業の中では建設業が18.3％減の1万1560社、製造業が12.5％減の1万2088社と多かった。サービス業では、卸小売り・自動車バイク修理業が12.8％減の3万1900社で多かった。
1〜10月に事業を再開した企業は3万5339社で、前年同期から6.3％減少。農業は24.2％減の477社、工業・建設業は6.6％減の1万72社、サービス業は5.7％減の2万4790社だった。
