【亜州ビジネス編集部】
JVCケンウッドは、バンコク北郊の生産子会社、JVCケンウッド・エレクトロニクス(タイランド)を解散すると発表した。
来年3月に生産を終了し、同月中をめどに清算手続きを終える。生産拠点の統合で事業体質を強化する中期経営計画の一貫。主要生産品目である業務用ビデオカメラの生産は別の現地法人に、プロジェクターは神奈川県の工場にそれぞれ移管する。
同子会社は1989年設立で、資本金6億バーツ。JVCケンウッドが全額出資している。従業員数は244人。21年3月期の業績は、売上高が14億7000万バーツ、純利益が1400万バーツだった。業務用ビデオカメラの生産は、東北部ナコンラチャシマ県のJVCケンウッドオプティカルエレクトロニクス(タイランド)に移管する。