【亜州ビジネス編集部】
タイ中央銀行の発表によると、2021年10月のビジネス・センチメント指数(50以上が好感)は47.0となり、前月の42.6から上昇した。好感圏外は7カ月連続となったものの、新型コロナウイルス対策の活動制限の緩和が進み、指数は2カ月連続で上昇した。
ほぼすべての業種で改善しており、製造業は42.9から48.6に、非製造業は42.3から45.3にそれぞれ上昇した。
◆「業績」=35.8→42.7
◆「生産」=42.5→50.8
◆「雇用」=48.0→50.5
◆「投資」=51.5→54.6
◆「受注」=42.8→50.7
一方、「生産コスト」は35.4→32.9に低下した。
ビジネス・センチメント指数の3カ月後見通しは52.5に上昇。前月の50.7を上回り、好感圏は2カ月連続となった。家電や食品などの製造業で改善が目立った一方、非製造業の不動産と建設でコスト増に対する懸念が強く、節目の50を下回った。