【ベトナム】外国人観光客を今月から受け入れ、5地域で

【亜州ビジネス編集部】

政府は、外国人観光客を今月から国内5地域で受け入れる計画を承認した。新型コロナウイルス流行で昨年3月から停止しており、1年8カ月ぶりの受け入れとなる。サイゴンタイムズが伝えた。

文化・スポーツ・観光省が再開を提案し、承認された。受け入れを再開する地域は、いずれも観光客に人気がある5カ所。

◆フーコック島(南部キエンザン省)
◆南部カインホア省
◆中部クアンナム省
◆中部ダナン市
◆北部クアンニン省

これらの地域では再開までに観光業に携わる労働者全員が新型コロナワクチンを接種しなければならない。

受け入れ対象は、2回目の新型コロナワクチン接種から14日が経過した外国人や、新型コロナに12カ月以内に感染し回復した外国人となる。ただし来訪前の72時間以内に受けた新型コロナ検査で陰性を証明する必要がある。また保険金5万米ドル以上の新型コロナ保険に加入することが求められる。

外国人観光客の受け入れには3段階を踏む予定。今月からの試験的な受け入れが第1期で、特定の国からのチャーター便や旅行ツアーを利用する場合のみに限られる。22年1月からの第2期ではチャーター便やツアーを組む対象国を拡大。コロナが抑制され安定的に受け入れられることを確認できれば第3期に移行し、コロナ前の状況に戻していく。


亜州ビジネスASEAN
https://ashu-aseanstatistics.com/

この記事をSNSでシェア!


一番上へ戻る