【タイ】10月の消費者信頼感指数43.9、2カ月連続上昇

【亜州ビジネス編集部】

タイ商工会議所大学の4日発表によると、2021年10月の消費者信頼感指数(100以上が好感)は43.9となり、前月の41.4を上回った。2カ月連続で上昇し、指数は過去5カ月で最高となった。新型コロナウイルス対策の活動制限の緩和が進み、消費者心理が改善した。

同大学は指数上昇の要因として、下記なども挙げた。

◆ワクチン接種が国内外で進展していること

◆政府が国民や企業への支援策を実施していること

◆9月の輸出額が前年同月比17.1%増と好調だったこと

一方、マイナス要因には、下記などを挙げた。

◆中部や東北部などで洪水が発生していること

◆新型コロナの感染拡大が続いていること

◆財務省が21年の国内総生産(GDP)成長率予測を前年比プラス1.0%に下方修正したこと

今回の調査対象は全国の消費者2245人。指数は「良い、良くなった」と回答した人の割合から「悪い、悪くなった」と回答した人の割合を差し引き、100を足した値。


亜州ビジネスASEAN
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