【亜州ビジネス編集部】
中国自動車最大手の上海汽車集団傘下で「MG」車を販売するMGセールス・タイランドは、電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車(PHV)を含む電動車を来年に少なくとも3モデル投入する計画を発表した。政府が推進する低炭素社会の実現を後押しする。
まずは2019年半ばに発売したスポーツ多目的車(SUV)タイプのEV「MG ZS EV」のマイナーチェンジモデルを中国から輸入し、発売する。EVは現在、「MG ZS EV」と20年末に発売したステーションワゴン「MG EP」を販売しており、市場シェアは90%以上を占める。PHVでは、SUV「MG HS」のPHV版「MG HS PHEV」を販売している。
一方、EV充電所「MGスーパーチャージ」の設置拡大を進める。全国の幹線道路で150キロメートルごとに設置する目標。これまでに全国のショールーム115カ所と、政府系製油大手バンチャーク・コーポレーションが運営するバンコク首都圏の給油所50カ所に設備を設けた。